注目!山岳診療所

2013年、長年の夢が叶い富士山が世界遺産に登録されました。その甲斐もあってか、富士山やその他の山でも登山者は例年よりも十二分に増えているといいます。
そんななか心配なのが“にわか登山者”。ただでさえ素人には危険といわれている山にだって、軽装で行ってみたりとなめてかかる観光客気分の登山者が増えているのだとか。
そこで今回は、この“にわか登山者”だけでなく真面目に登山を楽しむ人も助ける山岳診療所についてお話したいと思います。

山岳診療所というのは、“診療所”という名の山小屋。電気やガスといったものはもちろん不自由で、医療器具も限られています。そのため、ここでケガ人などの救護にあたる際は、基本的に自分の身ひとつですべての症状に対応する!というくらいの心構えがある事が求められます。
ここで働くには、特に必要な資格はないも、今書いた通り充分な設備がない中での処置などに対する心構えや知識、技術が必要です。

また、この山岳診療所というのはそのほとんどがボランティアで形成されています。山に入館料なんて取らないのですから、どこからも収入が入るわけないですよね。
スタッフ募集はインターネットで公募している場合や、その山が医療管轄に入っている大学の医学部や看護学部のOBやOGで構成されている場合、またはクチコミで段々人が集まってくるという事がほとんどなのだとか。
このボランティアがあるのは、基本的に山開きがある4、5月頃~秋冬に入る前の9、10月頃までだといわれています。
山好きな方や経験を積みたいという方などにはとても魅力的な仕事かもしれませんが、こういった診療所が必要とされるのはかなりの僻地がほとんど。自動車は通れるはずがなく、一般登山者と同様に山道を歩いて仕事に向かいます。しかも、場所によっては勤務地である診療所まで登山口から丸2日といった場所もあります。

ですが今、この山岳ブームに乗じて看護師の新しい資格が、山岳を専門とした医学会によって作られようとしているのだとか。その名も“山岳認定看護師”。
山登りが好きな看護師にとってはとても魅力的な資格かも。まだまだ制定には時間がかかるといわれていますが、もしも出来たら素敵ですね。
山好きが増えている今、あなたもぜひ山岳専門の看護師を目指してみてはいかがでしょうか?

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